静岡の保育園
September 07, 2017
April 10, 2016
保育園の小さな家
今日は先日竣工した「保育園の小さな家」を撮影してきました。
写真は松井陽介さんに撮影して頂きました。
ありがとうございます!
改修前の保育室。
トイレの個数を増やすという要望に対し、保育室のコーナー部にトイレをつくる提案をした理由は、
・床が二重床で配管工事が施工しやすいこと
・給水管や最終桝が近いこと
・開口部が延焼ラインにかかっていないため、サッシが交換しやすいこと
などです。
一方で、保育室の中に「いかにもトイレ」という部屋をつくることは保育環境として望ましくなく、また、部屋に圧迫感を与えてしまうことが懸念されました。
それらを解決するため、模型を用いて形状やボリューム、窓、素材の検討を行いました。
最終的には、屋根を削った家具のようなスケールのボリュームとし、壁に大きな丸窓を開ける案に決定しました。
屋根を削ることで、既設の天井エアコンと屋根の干渉を避けています。
子どもの目線では、立面が顔のように見えたり、小鳥小屋?のように見えるかもしれません。
外壁は不燃杉無垢材の木目をうっすらと残して塗装し、柔らかい表情を持たせました。
壁内には吸音材を入れています。また、アーチ型の入口には引き込み戸が付いています。
外壁に設けた丸鏡により、不思議な奥行感が生まれます。
中に入ると、光の当たり方によってキラキラと光るタイルが子どもの目線より上に広がります。
小さな部屋の一面に大きな窓があるので、とても明るく、広く感じます。
杉材もそうですが、思わず触りたくなるような質感を持つ素材を選び、子どもの好奇心や探求心をかきたてることを意図しました。
既存のトイレ2室も改修しています。
洋便器増設、ブースや床材等を新設し、明るく清潔感のあるトイレに改修しました。
April 04, 2016
いよいよ新学期!
設計・監理をさせて頂いた保育園の改修工事が竣工しました!
保育室の中に「小さな家」のようなキッズトイレをつくりました。
子どもの好奇心をかきたてるような仕掛けをちりばめたので、どんな使われ方をするのか楽しみです!
保育園の小さな家
March 23, 2016
March 13, 2016
ご無沙汰しております。
空き店舗活用のお手伝いをさせて頂いている青梅市に「アキテンポ不動産」がオープンしました。
ギャラリーには印刷された物件情報だけでなく、なんと模型まで展示されています!
模型を見た後に実際の物件を見学する空き店舗ツアーは、とても面白い試みだと思いました。
横浜で計画中の新築住宅は設計内容も概ね決まり、これから実施設計に入ります。
お施主さまの愛猫さんがなかなかなついてくれません(笑)
計画を進めていた保育園の改修工事が着工しました。
広い保育室の中に「小さな家のようなトイレ」をつくります。
来月の新学期に向けて、急ピッチで工事が進んでいます!
最後は丼ぶりです(笑)
桜海老で有名な由比の定食屋で食べたのですが、清水は本当に魚が美味しい!
January 07, 2016
今年もよろしくお願いいたします
保育園改修工事は見積図面を提出しました。
写真は保育士さん達と原寸図面を囲んで行った最終打ち合わせの様子です。
原寸図を現場で見てみると、必ず気付くことがあるので、とても大切なプロセスです。
着工してからもたくさん模型をつくって、打ち合わせを進めていきます。
玄関アプローチの小さな改修が竣工しました。
既存の素材や色彩に寄り添うように計画したので、何を変えたのか気付かない人もいるかもしれません。
ここではそれが良いと考え、新しい部分が際立ち過ぎないように計画しました。
ヒノキの香りやタイルの質感が玄関をささやかに特徴付け、既存の緑をいっそう引き立たせてくれます。
先日、新築住宅の初回打ち合わせのため、横浜に行ってきました。
横浜らしい緩やかな坂道に面した、とても開放的な敷地です。
坂道というのは何とも魅力的です。
横浜に住んでいた時はそれほど意識をしていなかったのですが、平坦な町よりも奥行を感じ、視線が斜めに抜けるので、街歩きが楽しいです。
この魅力を少しでも建物の中にも取り込めたらいいな、と思います。