July 19, 2017
北鎌倉の住宅|内覧会
先週末、北鎌倉の住宅の内覧会を開催させていただきました。
眺望が開ける魅力的な高台に建つ、築42年の住宅の改修です。
とても暑い日でしたが、たくさんの方にご来場いただきました。
「減築して縁側をつくる」
南側外観。1階増築部分の開口部を屋内側にセットバックさせて縁側に改修しました。間口7.5mの縁側は客人を迎える家の顔です。
縁側の6枚引分け木製サッシを開けると、心地良い風が室内を通り抜けます。
縁側には客人をもてなす水屋を設えました。既存フローリングの蓋を開けると、銅板落としと丸竹で製作した水皿が現れます。
「黒い玄関」
緑が映える黒い玄関。正面の窓から見える木は四季を楽しめるノムラモミジ。
「2階リビング・ダイニング」
LDKは改修前は1階でしたが、眺望の良さを活かすため2階に計画しました。部屋の間仕切壁・天井を撤去後、構造補強を行い既存の柱梁を現しとしています。
「足場板の棚」
棚板を自由な位置に差し込むことができる壁。
「眺望の良いキッチン」
新設した水平窓からは鎌倉の街並みや大船観音を一望できます。半光沢黒塗装の天井に外の緑が映り込みます。
「ルーフバルコニー」
キッチンとリビングの間に設けたバルコニーはバーベキューを楽しむことができる外部リビング。両端の柱にはハンモックや日除けを吊るすことができます。家の中でこの場所からだけ富士山を望むことができます。
「隠れ場の書斎」
2階に設けた2畳の書斎。ひっそりとした隠れ場で気分が切り替わる。小さな障子戸を開けると、玄関と竹林を見下ろすことができます。同じ景色でも部屋によって見え方が異なるように設計しています。
「ヒノキの浴室・洗面室」
竹林と空を見上げながら入浴することができます。また、浴室からは直接、北の濡縁に出ることができます。
「北の濡縁」
奥が浴室、右が和室。既存の鉄骨フレームを利用し、高さを抑えた半透明の屋根を新設しました。
「落ち着いた和室」
北の濡縁から窓をくぐると和室に入ることができます。窓の高さを抑え、床座で竹林を望みます。壁は漆喰塗り、天井と建具の仕上げは既存木枠の素材と色に揃えています。
「階段室見下ろし」
階段の踏板は杉足場板、壁はラワン合板にオイルステイン塗装。吹き抜けの大きなペンダントライトは既存照明を加工し再利用しています。
(写真は松井陽介さん撮影です。ありがとうございました!)
「改修前」
外壁の劣化が進み、室内は部屋が小割りされていたため風通しが悪く魅力的な眺望も活かされていなかった。
「耐震診断」
シュミットハンマー、鉄筋探査機による基礎コンクリート調査、柱梁の金物の有無、床下の土台劣化状況などを確認(小山直丈構造設計事務所と共同)
「耐震補強・断熱材交換」
接合金物の追加、構造用合板貼り、梁の抱き合わせ、土台・断熱材の交換
全員の方とは撮影できませんでしたが、ご来場いただいた方々と一緒に写真を撮らせて頂きました。
私の師匠でもある前職の所長や先輩後輩、高校時代の同級生、お隣のご家族までたくさんの方とお話ができて、大変楽しく有意義な時間を過ごすことができました。
皆さんから頂いた言葉をエネルギーにして、これからも1つ1つの仕事を丁寧に取り組んでいきます。
暑い中、本当にありがとうございました。
また、内覧会はお施主さんのご厚意により開催させて頂くことができました。
ありがとうございました。
眺望が開ける魅力的な高台に建つ、築42年の住宅の改修です。
とても暑い日でしたが、たくさんの方にご来場いただきました。
「減築して縁側をつくる」
南側外観。1階増築部分の開口部を屋内側にセットバックさせて縁側に改修しました。間口7.5mの縁側は客人を迎える家の顔です。
縁側の6枚引分け木製サッシを開けると、心地良い風が室内を通り抜けます。
縁側には客人をもてなす水屋を設えました。既存フローリングの蓋を開けると、銅板落としと丸竹で製作した水皿が現れます。
「黒い玄関」
緑が映える黒い玄関。正面の窓から見える木は四季を楽しめるノムラモミジ。
「2階リビング・ダイニング」
LDKは改修前は1階でしたが、眺望の良さを活かすため2階に計画しました。部屋の間仕切壁・天井を撤去後、構造補強を行い既存の柱梁を現しとしています。
「足場板の棚」
棚板を自由な位置に差し込むことができる壁。
「眺望の良いキッチン」
新設した水平窓からは鎌倉の街並みや大船観音を一望できます。半光沢黒塗装の天井に外の緑が映り込みます。
「ルーフバルコニー」
キッチンとリビングの間に設けたバルコニーはバーベキューを楽しむことができる外部リビング。両端の柱にはハンモックや日除けを吊るすことができます。家の中でこの場所からだけ富士山を望むことができます。
「隠れ場の書斎」
2階に設けた2畳の書斎。ひっそりとした隠れ場で気分が切り替わる。小さな障子戸を開けると、玄関と竹林を見下ろすことができます。同じ景色でも部屋によって見え方が異なるように設計しています。
「ヒノキの浴室・洗面室」
竹林と空を見上げながら入浴することができます。また、浴室からは直接、北の濡縁に出ることができます。
「北の濡縁」
奥が浴室、右が和室。既存の鉄骨フレームを利用し、高さを抑えた半透明の屋根を新設しました。
「落ち着いた和室」
北の濡縁から窓をくぐると和室に入ることができます。窓の高さを抑え、床座で竹林を望みます。壁は漆喰塗り、天井と建具の仕上げは既存木枠の素材と色に揃えています。
「階段室見下ろし」
階段の踏板は杉足場板、壁はラワン合板にオイルステイン塗装。吹き抜けの大きなペンダントライトは既存照明を加工し再利用しています。
(写真は松井陽介さん撮影です。ありがとうございました!)
「改修前」
外壁の劣化が進み、室内は部屋が小割りされていたため風通しが悪く魅力的な眺望も活かされていなかった。
「耐震診断」
シュミットハンマー、鉄筋探査機による基礎コンクリート調査、柱梁の金物の有無、床下の土台劣化状況などを確認(小山直丈構造設計事務所と共同)
「耐震補強・断熱材交換」
接合金物の追加、構造用合板貼り、梁の抱き合わせ、土台・断熱材の交換
全員の方とは撮影できませんでしたが、ご来場いただいた方々と一緒に写真を撮らせて頂きました。
私の師匠でもある前職の所長や先輩後輩、高校時代の同級生、お隣のご家族までたくさんの方とお話ができて、大変楽しく有意義な時間を過ごすことができました。
皆さんから頂いた言葉をエネルギーにして、これからも1つ1つの仕事を丁寧に取り組んでいきます。
暑い中、本当にありがとうございました。
また、内覧会はお施主さんのご厚意により開催させて頂くことができました。
ありがとうございました。